木材を建材に使う木造住宅は日本の一戸建て住宅では一般的、でも木造の寿命は30年程と言われています。
劣化を察知したら建て替えをすることが多いためですが、外壁工事を適切な頻度で行うことで、建物の寿命を延ばすことは不可能ではありません。
木造住宅の外壁工事依頼前に木造外壁についても把握を
サイディングの外壁材とは異なるのが木造住宅なので、外壁工事の際にも塗装はどうしたらいいか迷いがちです。
木造住宅の外壁工事を業者に依頼するなら、木造外壁に関しても理解しておくことが必要です。
ヒバやヒノキにスギなどが、外壁素材として木造住宅に選ばれています。MDFとパーチクルボードに塗装した天然木、外壁に使用されるのは大きく分けるとこの3つです。
特徴を持つのが木造住宅に使われる木材、木の温もりがありますし、温度調整機能的にも優れています。
半面で紫外線や直射日光は変色の原因になり、環境として高温多湿だと腐りやすいのはデメリットです。
大切な木造住宅の寿命を延ばすためにも、使われている木材を守る必要があります。木造の建物の保護として、有効な手段となるのは外壁塗装です。
防蟻塗料や防虫塗料はシロアリや虫の被害を受けないための予防になり、防腐塗料は木材の腐食を防ぐ助けになります。
木造住宅の外壁塗装にはどれくらいの費用がかかる?
新築の住宅も数年経過すると、建物の見た目だけではなく機能的にも気になる部分が出てきます。
木造住宅の外壁工事を行うタイミングを逃すことなく、外壁のリフォーム費用相場も理解したうえで、信頼できる業者に施工を依頼することです。
温かみも感じられる木造住宅ですが、外壁工事での外壁塗装にかかる費用には内訳があります。
基本的な外壁塗装に使う塗料価格と施工費用、ほかにあるのが足場代です。
およそ80万円から150万円くらいが、木造2階建て住宅の外壁塗装にはかかります。
塗料の種類で塗料の価格は変わりますが、耐用年数が長いのは価格の高い塗料です。
塗り替えですが木造住宅の外壁工事では、外壁部分のみということはあまりありません。庇や軒天という木部の部分的な塗装や、窓枠に屋根も一緒に行うのが一般的です。
木造住宅外壁塗装の作業工程として、足場の設置をして高圧洗浄を行い養生、下塗り後に中間検査をしたら、中塗りに上塗りをして完了検査後に足場の解体になります。
木造住宅の外壁リフォームでは長持ちする高額な塗料を選ぶべき?
木造住宅の外壁工事をするなら、塗装を成功させるためにも、塗料の選び方がわかっていると安心です。
上塗り用や下塗り用とありますが、塗料は木材に使用できる種類から決める必要があります。
鉄用や木部用と分かれているのも塗料、迷うことなく選ぶべきなのは木部用です。
10年以上長持ちするといわれるのが、サイディングやモルタルに塗装をするケース、しかし木造は木なので湿度の影響も受けます。
塗膜の傷みが早くなるのは、伸び縮みをするからです。
外壁のリフォームで木造への塗装をするなら、効果はおよそ3年から5年が目安となります。
このサイクルで木造住宅の外壁を塗り直すことを考えると、塗料の中で10年以上長持ちをする種類を選ぶより、お手頃価格でウレタン塗料のような伸縮性があるタイプを選んでも良いということです。
外壁塗装で住宅のリフォームを行うと、建物の劣化を防ぐことになります。
美観も保たれるので、建物の資産としての価値も低下しにくくなるのも利点です。
自然素材の木材を惜しみなく使うのが木造住宅なので、視覚的にも香りという面でも癒されますし落ち着きます。
数年して外壁工事が必要な時期が訪れたら、外壁塗装に使用される塗料の種類やリフォームの費用、塗装作業の流れも理解したうえで、施工はプロの業者に依頼することです。