年間を通して業者では外壁工事を引き受けていますが、仕上がりや安全も含めて作業をお休みすることがあります。
外壁工事の満足な完成に深く関わるのが湿度と温度、雨の日に無理やり外壁工事を行うと、不具合発生や仕上がりの問題が生じるためです。
美しく高い保護性能を発揮させるために適した外壁工事の天候
建築物を長く良い状態で保つために、必要になるのが外壁工事です。
塗料が固まった塗膜により、建物は防水されるため寿命を延ばせます。
一度外壁工事で塗料を塗っても、一定期間が経過したら再度塗り直しは必要です。
理由は全ての建築物は、日々紫外線や雨の影響を受けているから、塗膜は劣化していきます。
空の天気は日々移り行くもの、外壁工事にベストな天候での施工は最高です。天気のご機嫌に左右されやすいのが外壁工事、雨の日は作業に向いていません。
塗料は優れた性能を秘めていますが、外壁工事の日に雨が降っては、十分力を発揮できなくなります。
雨降りの外壁工事は不具合が起きることも、仕上がりの美しさにも疑問が残ります。
順調な外壁工事ができるのは、晴れもしくは曇りの日です。
湿度は85℃未満で気温は5℃以上、施工時に10℃未満だと注意が必要になります。
室内作業ではなく外での作業となるのが外壁工事、塗った後の仕上がりは、湿度と温度の影響を大きく受けます。
雨や雪の日に外壁工事をした場合どうなるのか?
新しい塗料を外壁に塗ったあと、一定の乾燥時間が必要です。
間隔時間設定は作業工程や塗料によりメーカーから示されていて、作業は時間を守り行います。
理由は結果的に時間を守って外壁工事を行うことで、塗料の仕上がりが理想的になるためです。
加えて不具合発生率を、ぐんと下げることになります。
プラスして外壁工事の際、気になるのが天候です。雨降りや雪の日には、基本的に外壁塗装はできないためです。
85%以上の湿度で5℃以下の気温の日、霜の降りた日や外壁面の結露に、吹雪の日も適していません。
もし雪や雨の日に強行決行した場合、さまざまな不具合が生じる可能性も高いです。
雨などの水分により塗料はうすくなるため、本来持つ塗料の性能が半減します。
十分な塗料の乾燥に至らず、美しい仕上がりは期待できません。
浮きや剝がれることもあるのは、湿度が引き金で密着不良になるためです。
悪天候時に外壁工事は行えないものの、近隣へのあいさつや足場設置前の現場確認、完了検査などはできます。
雨降りの日が多くなる梅雨時期より天候の安定する春や秋がベスト
外壁塗装を依頼するなら、同時期に行いたいのが屋根塗装です。
屋根と外壁は面積も広く、塗装には時間と労力が必要になります。
業者とのやり取りから屋根や外壁のコンディションチェック、見積もり後には塗料色や塗料製品を決め、計画調整に仕上がり確認と工程は多いです。
別の日程で施工を依頼した場合、手間は2倍になりますが、屋根塗装と外壁工事を一緒に行えば1回で完結、手間が省けます。
美しい春夏秋冬のある日本、外壁工事に適した時期は春と秋です。
繁忙期となるのは春、外壁工事を希望日程で押さえられないこともあります。
しかし乾燥した空気と安定性のある湿度と気温は、外壁工事向きです。雨が降る日も少なく、塗料の乾きが良いため作業も順調に進みます。
条件的に外壁塗装にNGなのは雨の日、6月の梅雨時期は雨降りの日が多く外壁工事には不向きです。
春に似た湿度と気温をもたらすのは秋、春同様繁忙期にあたりますが、安定した湿度と温度、加えて乾燥した空気は外壁塗装に適しています。
塗料が思うように乾燥しないのは雨の日、最も外壁工事に良いのは晴れた日です。
指触乾燥には塗装後1時間から2時間は必要、半硬化乾燥は数時間から1日、硬化乾燥だと約1週間、乾燥の最終段階は完全乾燥であり、14日からひと月ほどかかります。