『戸建て住宅を長持ちさせるためにしておきたい外壁工事』

 

 

住宅の中でも劣化しやすい場所が、直射日光や雨風・雪から家を守る屋根や外壁です。
外壁や屋根が劣化し、家の中に水が染み込むようになれば、住宅の内側まで腐敗してしまう可能性があります。
そのため、戸建て住宅を守るためには、定期的に外壁工事を行うなどのメンテナンスが必要です。
そんな外壁塗装のタイミングや施工の流れについて、簡単に見ていきましょう。

 

■外壁工事を行うタイミングは？

リフォーム会社などに外壁工事を依頼するのは、
外壁に目立つひび割れなどができてからで良いと考える人もいるでしょう。
しかし、目で見て分かる劣化がなくても、前回の外壁塗装から大体10年程度の期間が経過している場合は、
早めに外壁塗装を検討しておいて損がありません。
外壁工事に使われている塗料の耐用年数は大体10年前後となっていることが多く、
10年を経過すれば防水性などが薄れ、家をしっかりと守れない状態となってしまいます。
家に雨水などの侵入を許せば、外壁どころか家全体に対するリフォームが必要となることは少なくありません。
住宅全体のリフォームとなれば、その費用は外壁塗装の比ではないものとなってしまいます。
そのため、見た目に大きな変化がなくても、
一定年数を経過すれば外壁塗装に関する相談を始めておくことがおすすめです。

 

■外壁工事にかかる期間は？

外壁工事の施工にかかる期間は、家の形状や内容によっても異なりますが、
戸建て住宅の場合は大体10日から2週間程度の期間が必要となることが一般的です。
これはあくまで平均的な日数で、依頼をする季節や天候によって、
完成までの期間が大きく変わることは珍しくありません。
外壁塗装の施工期間が長くなる理由は、多くの工程を必要とするためです。
効率良く作業を進めるための足場を組むだけでも、1日がかりとなることは少なくありません。
足場完成後も、高圧洗浄や塗装のための下地処理や補修、養生や下塗りなど、
本格的な塗装作業に進むだけでも、多くの工程を必要とします。
下準備が終わった後には、一旦乾燥の時間を置いてから、中塗りや上塗りへと進みます。
梅雨時など、乾燥に時間がかかる季節に外壁工事を依頼すればなかなか施工が進まず、
予定をしていたよりも工事が長引く状態となることは珍しくありません。
塗装が終わった後にも、足場の解体など外壁塗装は多くの工程を必要とします。
早さにこだわり、本来必要となる作業工程を省くような形になってしまえば、住宅をしっかりと守ることができません。
外壁工事を依頼する際には、スピードよりも施工内容にこだわっておくことが大切です。

 

■外壁工事をお得に行うには？

外壁工事をお得に行うためには、外壁工事業者の料金を比較検討する、
キャンペーンを行っている外壁工事業者やリフォーム業者を選ぶなどの方法があります。
そして、もう一つ戸建て住宅の外壁工事をお得に行う方法が、耐用年数の多い塗料を選ぶことです。
外壁工事に使う塗料の耐用年数は、価格と比例することが多いものです。
戸建て住宅の外壁工事を安く済ませようとすると、どうしても耐用年数が短い塗料を選ぶことになります。
耐用年数が10年の塗料を選べば、10年後には再び外壁塗装の依頼が必要です。
それに対し、20年など耐用年数が長い塗料を選べば、外壁工事を行う頻度を減らすことができます。
良い塗料を選ぶとその分施工代が高くつくことになりますが、
長い目で見ると頻繁に外壁工事を行うよりもお得となる可能性が高いものです。
そのため、外壁工事を依頼する際には、施工に使う塗料にまでこだわっておくと良いでしょう。

 

■定期的に外壁工事をしよう！

塗料の耐用年数などに合わせて、定期的に外壁工事を行うようにすれば、
戸建て住宅の寿命を延ばしていくことができます。
ひび割れなど見た目で分かる劣化が始まっていなくても、前回の塗装から一定年数を経過すれば、
リフォーム業者などに外壁工事を依頼しておくと良いでしょう。
施工の頻度を減らしたい場合は、耐用年数の長い塗料を選ぶことが有効です。